筋膜リリース【コンプレフロス】のメリット・デメリットを徹底解説!最初に買うならどれがおすすめ?

こんにちは。スポーツ看護師ゆうこりん(@koji_i003)です。

以前、サンクトバンドの『コンプレフロス』を初めて体験した記事を書きました。☟

【コンプレフロス】は痛い?体験してみた!

2018.08.28

その後、なんとこの記事をきっかけにご縁がつながり、

株式会社サンクト・ジャパンさんの事務所にてきちんとコンプレフロスの説明&体験を受けさせていただくことになりました。

▲壁には商品がずらり

この記事を読めば、コンプレフロスを「なんとなく知ってる。聞いたことある」レベルから、

「ここがいい!でもこれは注意が必要!」と、ツールの特性をより理解した上で使いこなせるようになるでしょう。

では、さっそくいってみましょう!

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株式会社サンクト・ジャパンのオフィスにお邪魔しました

▲サンクト・ジャパンの川口さん。とっても丁寧に説明してくださいました。

ゆうこりん
こんにちは。今日はよろしくお願いします!
川口さん
こんにちは!よろしくお願いします。

今回お話をうかがったのは、株式会社サンクト・ジャパンの川口拓也さん

川口さんは中京大学卒で、以前はフリーランスでトレーナーとして働いていたそう。

NSCA-CSCS、NASM-PESの資格をお持ちで、“がっつりトレーニング指導もできる”通称「コンプレフロスのお兄さん※」です(※私の中で)。

川口さんからは「コンプレフロス」の種類、効果のメカニズム、使い方はもちろん、

使用上の注意点やデメリットについてもしっかりとご説明していただきました!

コンプレフロスのメリット

▲気になることはどんどん聞いちゃいましょう!

コンプレフロスは、天然ゴムでできたバンドを違和感のある体の部位に巻きつけて使用します。

伸縮性のあるバンドで圧迫をしながら筋肉を動かすことで、その部分の血流や体内の水分を一時的にせきとめ、バンドを外して一気にそれらを組織へ流し込みます。

日常的なケアや運動前後のコンディショニング、リカバリーなど幅広い用途に使用できる、Fascia(筋膜)リリースのツールです

川口さん
まずは、コンプレフロスのメリットについてご紹介しますね。

短時間でできる

▲でぐのぶさんは大腿部で体験しました

川口さん
コンプレフロスの使い方はとてもシンプルです。

巻いて、色々と動かして外す。ここまでで2分程度です。

数分休憩してこれを2〜3セット行う。

これだけです。

ゆうこりん
とても手軽ですね。

バンドがあれば、他には特に準備もいりませんね。

コンプレフロスの基本的な使い方

  1. 抹消から中枢へ巻く
  2. 最初はアンカーを作り、そこから1.5倍に伸ばしながら巻く
  3. バンドの幅を半分ずつ重ねながら巻いていく
  4. そのまま他動運動と自動運動を2分以内で行う
  5. コンプレフロスを外して、自動または他動運動を2分間行う
  6. 2分×2〜3セット行う(最大5セットまで)

安価である

▲4種類の強度、3つの幅のバリエーションがあります。

川口さん
コンプレフロスは一つ2,000〜7,000円程度なので、学生さんでも手が届く値段だと思います。

また、毎日使っても1年間は使えるくらいの耐久性がありますよ。

ゆうこりん
もし1個数万円とかならなかなか気軽に手が出せませんが、確かにこれくらいなら買ってみようって思えますね。
川口さん
リフターさんとかは色々な種類をいくつも購入してくださったりしますが(笑)、本当にお金がなくて1個だけしか買えないんです!という高校生の方などには、使いやすいこの2つのどちらかをおすすめします。

最初に1つ買うならコレ!

▲「一番使いやすい強度・幅・長さで、おすすめです」と川口さん

とりあえず1個だけ!という方に川口さんがおすすめしてくださったのは、

2インチ・3.5メートルのコンプレフロス。

真ん中の太さで、長い方です。

なぜかというと、2インチの太さは腕や脚などに巻くのに適した中間の太さで、胴や胸にも使えなくはない(※3インチに比べると、細い分ちょっと圧迫が強くなる)サイズであること。

また、長さは足りないよりは余るほうがいいので、2メートルでなく3.5メートルの長い方が便利だということです。

バンドの強度は最も弱い「ライムグリーン」か、その次に強い「ブルーベリー」が一般的に使いやすいとのことでした。

セルフでできる

「自分で巻くと大体甘くなるんで。心を鬼にして、これくらいキツく巻いてくださいね」と川口さん。
相当キツめに巻かれます。

川口さん
自分しかいなくても、セルフで好きな時に使えるのも便利です。

個人的には、自分で巻いているうちに「ここが痛いな」「ここをもうちょっと重点的にやるといいな」など、自分の体の声に耳を傾けるきっかけになることが、怪我の予防にもつながるのではないかと考えています。

ゆうこりん
なるほど。選手が自分のコンディショニングを主体的に行う習慣を持つことは、とてもいいことですよね。

場所を問わずできる

▲必要なものは、自分の体とコンプレフロスだけ!

川口さん
スポーツの現場でも、治療院の中でも、リハビリ室でも、家の中でも、どこでもできるのもコンプレフロスのいいところです。

小さくて軽いツールなので、バッグに入れて遠征のときなども持ち運びしやすいです。

トリートメントテーブルも、運動できる服装も、オイルもタオルも必要ありません。

可動域の改善が実感しやすい

▲左足にコンプレフロスを巻いて、スクワットをするでぐのぶさん。
はずしたあとは「脚が上げやすくなった!」と感動していました。

川口さん
あとは、即効性があることも大きいですね。

やはり長期間使用しないとなかなか効果を実感できないとなると、次第に面倒になってしまいます

しかし、特に可動域の改善に関してはその場で実感しやすいので、コンディショニングへのモチベーションにも繋がりやすいです。

ゆうこりん
確かに、試しに使ってみてすごく効果を実感できたら、また使いたい!って思いますもんね。

私も今回上腕〜肩の近くまでコンプレフロスを巻いてもらって、はずしたあとは腕があげやすくなったように感じました

また、可動域の改善だけでなく、巻いたあとに「痛みが取れた」というユーザーの声もあります。

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コンプレフロスのデメリット

▲さて、ここからが本番です

ゆうこりん
ここまで、コンプレフロスのメリットをたくさんご紹介していただきました。

もちろん最初に挙げたベーシックな使い方だけでなく、他にも用途があり本当に便利なツールだと思います。

川口さん
ありがとうございます。

でも、もちろんコンプレフロスも万能ではありません。

ここからはデメリットもお話してしまいます!

エビデンスはまだ弱い

▲サンクトバンドには、他にも様々な製品があります

川口さん
このようなツールはまだ歴史も浅く、フロスバンドの効果などについての研究はまだまだ少ないため、現時点では科学的なエビデンスは弱いです。
ゆうこりん
なるほど。なぜ効果が出るのか、今はまだ研究により裏付けされたデータは出揃っていないけど、とにかく実際に使ってみたら効果を感じる。という段階ですね。

EBP(エビデンスに基づいた実践)とは、簡単に言うと

①研究論文によって示されたデータ
②患者の主観的な要素(よくなった!という実感)
③施術者の経験(こうすればよくなることが多い、という観察)

の3つの柱で成り立っているものである、と習いました。

ここでは②と③は得られつつあるが、まだ①が弱いプラクティスである、ということですね。

今後はさらに研究がすすんでいくことが期待されます。

圧刺激が不快となることもある

▲左側の指輪をつけている手:コンプレフロスで肩を圧迫中。
手がしびれてきたところ。
駆血されていて手が真っ白

川口さん
体験していただいたとおりけっこうキツく巻くので、特に慣れないうちはこの圧迫感が不快に感じる人もいます。

また、体調がすぐれないときに使用すると悪化する可能性もあるので、そういうときは使用を控えていただいたほうがいいでしょう。

ゆうこりん
私もけっこう痛みに弱いほうなので、バンドで圧迫される感じがつらい気持ちはわかる気がします。

あと、私からもこれだけは言っておきたいことがあります・・・。

ちゃんと巻いたら、内出血しやすい人はこうなる

▲コンプレフロスをはずした直後の私の腕。

以前コンプレフロスについて紹介した記事で、「赤みはすぐに消えました」「翌日は気にならないほどでした」なんて書いたのですが、

これはウソでしたね(笑)。

というのも、前回同じライムグリーンのコンプレフロスを体験した時は確かにすぐ消えたのですが、今回川口さんに巻いてもらったのはもっと肩に近い上腕で、容赦無くきっちりキツく巻いてくださったのもあり、上の写真のようにばっちり内出血の跡は残ってしまいました

ゆうこりん
私は普段から重いカバンを肩にかけているだけでちょっと内出血するくらいなので、跡が残りやすいんだと思います。

一方、大腿に巻いてもらったでぐのぶさんは直後でも全く跡は残っていませんでした。

がっちりした体型の人や、普段からトレーニングをされる方などはおそらく気にならないと思います。

皮膚がうすい人、弱い人が使用する場合はちょっと注意が必要です。

▲翌日もこんな感じでした。もっと鍛えなければ・・・

定期的なお手入れが必要

▲ニコニコしながら鬼のような圧で巻いていく川口さん

川口さん
天然ゴムでできた製品なので、定期的にお手入れをする必要はあります。

汗や水に濡れたままにせず、芝やグラウンドの砂などでついた汚れなどもきちんと水で洗ってくださいね。

汚れがついたままだと、バンド同士がくっつくこの「ペタペタ」の機能が失われてしまいます。

お風呂場などで洗って、室内に干しておけばだいたい1日くらいで乾きますよ。

コンプレフロスの効果を長持ちさせるために、定期的に水洗いする必要があります。

これはデメリットというより、お手入れの方法として知っておきましょう。

高齢者の方に使用する際は注意が必要

川口さん
高齢者の方に使ってはいけないわけではありませんが、持病があったり、この圧迫のような「外的ストレス」で体調が悪化したりすることもあるので、事前に医師に相談し、注意して使用するようにしてください。

コンプレフロスは身体組織を一時的に圧迫して使用するツールなため、少なからず体に「ストレス」を与えることになります。

以下、コンプレフロスの禁忌(使ってはいけない方)です。

コンプレフロスの禁忌
皮膚炎・皮膚感染症、静脈瘤・静脈炎、血栓症、腫瘍、糖尿病、骨折、開放創、悪性新生物、心不全ステージC・D、ラテックスアレルギー、抗凝固剤または高容量の副腎皮質ステロイドを服用している方

コンプレフロスは、軽い捻挫などの腫れを抑えるために応急処置としても使用することができますが、骨折が疑われる場合は使用してはいけません。

また、同じく医師の了承のもとで注意して使用していただきたい方は以下の通り。

コンプレフロスの相対的禁忌
発熱、妊娠、高血圧、低血圧、長く続いている炎症(慢性炎症症状)、精神的ストレス、甲状腺機能障害 

いずれにせよ、体調に不安がある時など、不要なストレスを避けるべきときは使用しないほうがベターです。

まとめ

コンプレフロスのメリット

  • 短時間でできる
  • 安価である
  • セルフでできる
  • 場所を問わずできる
  • 可動域の改善が実感できる
コンプレフロスのデメリット

  • エビデンスがまだ弱い
  • 圧刺激が不快となることもある
  • 定期的なお手入れが必要
  • 高齢者に使用する際は注意が必要

この記事を読んで、コンプレフロスのことをより知ってもらえたのではないでしょうか。

さらに詳しくコンプレフロスのことを知りたい、使いこなしたい!という方には、株式会社サンクト・ジャパンさんが開催しているセミナー、アカデミー、体験会なども随時開催されていますので、公式サイトをチェックしてみてください。

また、チームや仲間同士で参加者を集めてお願いすれば、今なら川口さんが出張体験会をしに来てくださるかも・・・!?

まだ日本で販売を始めて1年も経っていない(2018年9月現在)今だからこそ!のこの機会をお見逃しなく!

株式会社サンクト・ジャパンさん、川口さん、ありがとうございました。

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ゆうこりん

ゆうこりん

BOC公認アスレティックトレーナー(ATC)でもある看護師です。 現在は整形外科で病棟看護師として働きながら、スポーツ医学やアスレティックトレーニングをテーマに空き時間に気軽に読めるメディアを運営。休日にスポーツイベントや大会の救護などの活動も行なっています。 内科・耳鼻科・眼科混合病棟→米大学院→スポーツ整形外科。

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BOC公認アスレティックトレーナー(ATC)でもある看護師です。 現在は整形外科で病棟看護師として働きながら、スポーツ医学やアスレティックトレーニングをテーマに空き時間に気軽に読めるメディアを運営。休日にスポーツイベントや大会の救護などの活動も行なっています。 内科・耳鼻科・眼科混合病棟→米大学院→スポーツ整形外科。