熱中症に関して知っておくべきポイントが4分ですべてわかる【動画】

こんにちは。ゆうこりんです。

スポーツに関わるスタッフであれば、専門家でなくても絶対に持っておかなければいけないのが【熱中症】の知識です。

  • 熱中症ってどういう状態?
  • 熱中症になりやすい条件は?
  • もし熱中症で誰かが倒れたら、まず何をしなければいけないか?

この中でも特に大事なのは、もちろん3つめの「初期対応」です。

深部体温が何℃以上の状態を熱中症と定義するかを暗唱できなくっても、熱中症で倒れた人に「まず何をしなければならないか」を知っていることのほうが、現場では重要だと思います。

ひと昔前なら「冷やしたタオルや氷で、首の後ろと腋窩とそけい部を冷却して・・・」なんて言われていましたが、現在ではそのような方法はゴールドスタンダードとして推奨されているものではありません。

若者
え?でも教科書にはそうやって書いてあるけど・・・。じゃあ本当のゴールドスタンダードって何を調べればいいの?

私も、アスレティックトレーナーになる前はそう思っていました。

大人になってからわかるようになりましたが、教科書に書いてあることって絶対的に普遍の正解ではないんですよね。

基準は常にアップデートされていくべきものです。

かといってせっかくインターネットで調べても、その情報が信頼できるソースから得られたものでなければ意味がありません。

そして、0から10まで説明されている学術論文を読むのは大変すぎる・・・要点だけを知りたい!という方もおられると思います。

そこで、今回は4分で熱中症の大事なポイントがすべてまとまった、最低限これだけおさえておけば間違いない動画をご紹介します。

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この動画の作成者は、アメリカのアスレティックトレーナーの実践の指針となっているポジションステイトメントの「労作性熱中症」の執筆を担当しており、アメリカ随一のスポーツセーフティーを啓蒙する研究施設KSIのCEOである、Dr. Douglas Casaです。

2014年に公開されたこの動画は、非常に有名なのですでに見たことがある方も多いかもしれません。そんな方も、今一度復習のために動画を再生してみてください。

内容は全て英語ですが、右下のccの部分で字幕を表示させることができます。

なんなら日本語字幕も選択できます(ちなみに字幕に表示される日本語は完璧で、全く違和感がありません)。

動画の最後にもありますが、熱中症による死亡事故は、適切な対応により100%防ぐことが可能です。

100%、死なせないことができる。

この数字は重いです。

逆に言えば、悲しいことにもし熱中症により死亡事故が起こってしまった場合、初期対応が適切でなかったのが原因だ、ということです。

もし熱中症の基本を知りたい方が周りにおられたら、

  • わかりやすい
  • 4分で見れる
  • 信頼できるソース

であるこの動画を、ぜひシェアしてくださいね。

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ゆうこりん

BOC公認アスレティックトレーナー(ATC)でもある整形外科看護師です。 スポーツ医学やアスレティックトレーニングをテーマに空き時間に気軽に読めるメディアを運営。スポーツイベントの救護、スポーツ医学関連団体の広報担当などの活動も行なっています。 内科・耳鼻科・眼科混合病棟→米大学院→スポーツ整形外科。

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BOC公認アスレティックトレーナー(ATC)でもある整形外科看護師です。 スポーツ医学やアスレティックトレーニングをテーマに空き時間に気軽に読めるメディアを運営。スポーツイベントの救護、スポーツ医学関連団体の広報担当などの活動も行なっています。 内科・耳鼻科・眼科混合病棟→米大学院→スポーツ整形外科。