社会人留学生が体験した、日本の英語教育の落とし穴。

こんにちは。スポーツ看護師ゆうこりん(@koji_i003)です。

私は25歳の時に一度看護師の仕事を辞め、本格的にスポーツ医学の勉強をするためにアメリカの大学院に進学しました。

もちろん在職中から英語の勉強を始め、TOEFLの基準点はクリアしたうえでの渡米でしたが、それまでは受験勉強以外に英語に触れる機会は一切なく、意思疎通のために使ったこともなく、特別英語に興味もないような人生を送ってきました。

そのため渡米当初はそれまで「科目のひとつ」として学んできた英語と、実際に「言語」として使われる英語のギャップの大きさに、驚きの連続でした。

現在私は大学院を修了し日本で仕事をしていますが、留学中に書いていた文章を編集して当時体験した「日本の英語教育のここがいまいちだった!」というコラムをご紹介します。

ゆうこりん
私は、公立の中学・高校の授業以外で英語に触れたことのない典型的な普通の日本人として大人になりました。

英会話を習ったこともないし、外国人の友人とかも全くいませんでした。

洋楽も聴かないし洋画も吹き替えとかで普通に見てました。

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①カタカナ英語の罪

これは非常に大きな罪ですね(笑)。

日本でも英語から由来する単語が日常的に使われているので、英語での意味を改めて覚えなくてもわかるっていうのはいいんですけど、誰がこのカタカナ表記決めたんや!全然本当の発音と違う!!っていう単語、結構ありますよね。

間違って覚えているのを一回忘れて正しい発音のイメージを植えつけなおすことほど二度手間なことはありません。

それなら最初から間違った読み方なんて覚えたくなかった・・・。

本当に私の発音の足を引っ張り、苦しみました。

小説=novelの発音は「ノーベル」ではない!

例えば、いや例えばを言い出すとほんともうキリがないというかむしろ全部のカタカナ英語がそうなんですけど、印象的だったものをひとつ挙げると「novel=小説」

本当の発音を初めて知ったときは、誰やねんライトノベル、とか言い出した奴!って思いました(笑)。

novelの発音は、「ノーベル」とか「ノベル」じゃなくて、しいて言えばノーボゥ、みたいなlight “o”soundなのです。

アメリカ人の友人と読む本のジャンルについて話していたとき、何度言い直しても全然伝わらなくて発覚した思い出深い単語です。

もともと知らない単語の発音の方が覚えやすい

そのため、日本でカタカナ英語になっていない単語のほうが覚えやすいという皮肉が生じています。

たとえば筋肉の名前。

serratus anterior(前鋸筋)とか、私にとってはserratus anterior以外の何ものでもありません。

ガールじゃなくてgirlだとか、ファミリーじゃなくてfamilyとか、頭に最初に浮かぶものを打ち消して正しいものを出してくる、という最初の無駄な1 stepが必要ないのです。

▲解剖用語は授業でも実習でもよく聞いて話す言葉だったから、より正しい発音がインプットされやすかった

私が中学生のころからネイティブの先生の授業が週に何回かあったりしましたが、そもそも教科書の英文を読むときから、日本人の英語の先生もちゃんとカタカナ読みでなく正しい発音を教えるようになればいいなと思います。

人生で初めて目にしたときから正しいものをインプットしたいですね。

\留学前にお世話になったオンライン英会話/

②文法的に合っているけど不自然な英語

ゆうこりん
教科書に沿って基本を教えなくてはいけないのはわかるし、同じ英語圏でもどんな言い方をするとかに地域差があるのはもちろん理解していますが、文法的にはあってるけどそんな言い方しない(笑)とネイティブから指摘されることが意外とあって、とても驚きました。

えっそうなの?これって変なの?と、言われてもいまいちピンとこなかったり。

おそらく、自分の在米歴がもっと長くなれば「言葉の響きの不自然さ」もなんとなくわかるようになるんだとうとは思います。

とはいえ、英語初心者の日本人は、同じ間違いをする人も多いはず・・・!

「私は悪くない!」って内心思っていました(別に誰も責めてないけど)。

やっぱり英語の間違いを指摘してくれるのはありがたいし、むしろ親しい友人には積極的に教えてほしいと頼んではいたけど、あまりにも間違いを指摘されるとストレスが溜まって保身的な気持ちになってしまうのです。

アメリカ生活は短期間での成長が半端なかったですが、そのぶん心はいつも傷だらけでした。

「私は写真を撮るのがうまい」を英語で言うと?

では、そんな指摘を受けた思い出深い例文をご紹介します。

I can take pictures well.

なにげないこんな文章、英語の教科書で見たことがある気がしますね。

しかし、こんな言い方は不自然だそうです(印象は個人差があるかもしれません。指摘してくれたのは、わりと高齢の方でした)。

もし私は写真を撮るのが上手いみたいなことを言いたいのであれば、

I can take good pictures.

とか、

I am good at taking pictures.

にしてしまったほうが自然だそうです。

文法的には、最初の“I can take pictures well.”も別に間違いではないので、通じるか通じないかで言うと、通じます。

私はこのへんの感覚の違いを肌で吸収し尽くす前に帰国してしまったので、今でもネイティブからみたら不自然な文章を、不自然かどうかはわからないまま話したり書いたりすると思います。

学校の英語の授業では、習った単語を当てはめながら日本語を無理やり英訳したりすることが多いからこういうことが起こりやすいのかもしれませんね。

不自然な英語に敏感だった理由

▲私の大学院の卒業式。クラスメイトと

もしかすると「言いたいことが伝わればいいじゃないか!」と思うかもしれませんが、それはフィールドが自分のテリトリーである場合(たとえば、日本で英語圏の人の対応をする)だから、強気でいられるだけかもしれません。

私は結局卒業してすぐ帰国しましたが、卒業後に1年間アメリカで働くことを考えていた時期もありました。

最終学年での実習先選考レースや、奨学金の選考などで自分の優秀さをアピールして、周りのアメリカ人に勝たなければいけない場面はたくさんありました。

やはり「ライバルが全員完璧な英語を話せる」状況においても自分を選んでもらうためには、少しでも不利である要素を減らし、信頼される理由を増やすために、「自分はネイティブEnglishスピーカーではない」ことに甘えない。という気概を持って日々生きなければいけませんでした。

そんな感じだったので、留学中は本当に気持ちに余裕がなくて、いつも神経が立っていましたね。

今は言いたいことが言いたいように言えて、ストレスフリーな生活です(笑)。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

\私が留学前にお世話になったオンライン英会話/

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ゆうこりん

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BOC公認アスレティックトレーナー(ATC)でもある看護師です。 現在は整形外科で病棟看護師として働きながら、スポーツ医学やアスレティックトレーニングをテーマに空き時間に気軽に読めるメディアを運営。休日にスポーツイベントや大会の救護などの活動も行なっています。 内科・耳鼻科・眼科混合病棟→米大学院→スポーツ整形外科。

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BOC公認アスレティックトレーナー(ATC)でもある看護師です。 現在は整形外科で病棟看護師として働きながら、スポーツ医学やアスレティックトレーニングをテーマに空き時間に気軽に読めるメディアを運営。休日にスポーツイベントや大会の救護などの活動も行なっています。 内科・耳鼻科・眼科混合病棟→米大学院→スポーツ整形外科。