こんにちは。ゆうこりん(@koji_i003)です。
先日、Polar Bear Trainer’s Team(通称:白くま隊)の活動でトレイルランレースの救護に参加しました。

スポンサードリンク
▲配置についた白くま隊メンバーの記録写真より。
①ポイズンリムーバー
街中で生活していると、「ブヨ対策」なんてあまり考えることはありません。
ブヨは山奥の渓流のそばなどに多く生息しています。
そして蚊よりも唾液腺物質の毒性が強いため、噛まれてほったらかしにしていてもそのうち治る・・・などと気軽に考えるのは危険です。
ブヨに噛まれたら、
- 応急処置をする
- かならず皮膚科を受診する
ことが重要です。
アウトドアスポーツの救護では、応急処置としてポイズンリムーバーを使用して傷口から毒を吸い出すことが第一。
間違っても自分の口で「ちゅっ」て吸ったりしないでください。
白くま隊でも全てのメディカルキットにポイズンリムーバーを用意していました。
Dr.Hessel ドクターヘッセル インセクトポイズンリムーバー
②マダニ専用リムーバー

マダニはウイルスを媒介するため、噛まれると様々な感染症にかかるリスクがあります。
マダニは頭部を皮膚の中にめりこませて吸血するので、無理に取ろうとして体をちぎってしまうとマダニの一部が皮膚の中に残って化膿する可能性があります。
そのため、マダニ除去には専用のツール(写真↑)が必要。
これを釘抜きみたいにマダニの体に差し込んで、くるくるとまわすとちぎれずに取れるそうです。

私はこの記事を書きながら見てしまったのですが、絶対に「マダニ」を画像検索なんてしてはいけませんよ。
絶対だめですよ!!!
ちなみに・・・
アスレティックトレーナーは「皮膚科疾患」の領域でTicksのことを習いますね。
私も改めて学生時代の教科書(*1)を参照してみたのですが、ここでは
マダニを取り除くには、ミネラルオイルやネイルポリッシュ(マニュキアみたいなもの)をマダニの体に塗布する。
するとマダニは顔を抜くので、頭部を掴むか引っ張るかして除去する。
みたいに書いてありました(訳:私)。
ネイルポリッシュなどの油分を塗ったら、息ができなくて顔を上げるってことでしょうか。アメリカ流?
③レスキューブランケット
山で運動をする際に気をつけたいことは、実は熱中症だけではありません。
特に夜や雨天などの肌寒い気候のとき、それまでずーっと走っていたところを体調不良や休憩のために活動をやめると体温は一気に低下します。

舗装された道路とは違い、すぐには救助の車が来れないことも多いです。
山の中などで、低体温症で動けなくなると非常に危険です。
レスキューブランケットも、白くま隊ではすべてのキットに常備されていました。
風や水を通さない素材で作られています。
↑アウトドアブランド『LOGOS』のレスキューブランケット。
「レスキューシート」「サバイバルブランケット」などとも呼ばれるようです。
まとめ
- ポイズンリムーバー
- マダニ専用リムーバー
- レスキューブランケット
この3つは、山で行われるスポーツやアクティビティのサポートの際、トレーナーキットに常備しておきましょう。

ほかにも、救護に使用するのとは少し違いますが
- 虫除けに効果的な「ハッカ油」
- 熊よけの「熊すず」
- 夜はまっくらになるので、スマホ以外に「ヘッドライト」や「ハンドライト」
- スマホのポータブル式充電器
- 晴れていてもレインウエア上下
なども、山に行く際に必携のアイテムです。
ぜひ参考にしてみてください。
スポンサードリンク

ゆうこりん

最新記事 by ゆうこりん (全て見る)
- JATOの「U25向けキャリアセミナー」がとてもよかった。 - 2020-05-31
- 「ATCになりたい!」と思ったら絶対にチェックすべき情報源3つ - 2020-05-17
- 外出自粛中も「ウェルネスを保つ」最強の過ごし方。 - 2020-05-07
今回は、その中でも特に大事な3つを取り上げてご紹介します!