スキンストレッチのセミナーを受講してきました!

こんにちは。ゆうこりんです。

私は数年前に日本生まれのIASTM「スキンストレッチ」に出会い、色々検討したあげくツールだけ購入して使っていました。

IASTMとは?私が【スキンストレッチ】購入を決めた理由。

2018-07-19
ゆうこりん
自己流でなんとなく使っていてもそれなりに効果を感じていたつもりですが、やっぱりオリジナルのコンセプトや、正しい使い方を知りたい!と思ったので、意を決して本部の方が開催している認定セミナーに参加してきました。

今回の記事は、スキンストレッチレベル1・レベル2セミナーの体験レポートです。

スポンサードリンク

セミナーに申し込もう

まず、セミナーに参加する意思を固めたらスキンストレッチの公式サイトにいきましょう。

ここからツールだけでも購入できますが、セミナーもツールと同じような手順で「購入」することができます。日程と場所を確認して、お金を払って申し込み確定となります。

認定の講習会はレベル1〜3までありますが、このメディアを読んでくださっているような方ならとりあえずレベル1と2をまとめて受講されるのをおすすめします。

私もスキンストレッチ会社の社長さんから、とりあえずレベル2まで受けるのをすすめていただいたのでそうしました。講習会の日程も、レベル1と2を続けて1日で一気に受講できるようなスケジュールの組み方をしてくれています。

気になるお値段について

以前スキンストレッチについて書いた記事でも触れたのですが、私が思うスキンストレッチのいいところのひとつは、比較的リーズナブルなことです。

<ツールだけ>
ドルフィン・・・12,000円+税
シーガル・・・16,000円+税

<セミナー>
レベル1・・・8,000円+税
レベル2・・・20,000円+税
レベル3・・・?(今サイトに予定がなく、不明でした)

※レベル2以上の講習会を受講するには、上記の価格プラス年会費がかかります。4月始まりでカウントして、いつ受講したかで月割りの年会費が変動するようです。くわしくは公式サイトで。レベル2認定者になると、ツールの販売や他者への指導などの権利を獲得できます。

全然興味ない人にはそれなりに高い買い物かもしれませんが、少しでも興味ある人にとってはとても手を出しやすい価格設定だと思います。これを「高い」と思うか、「安い」と感じるかによってその人のデモグラフィックがわかるような気さえします(笑)。

ゆうこりん
だって、まだ買って使ってもいないのに11万とか12万とかって言われると、なかなか払う覚悟持てなくないですか?

“スターターキット”が10万超えなのは、あまりにもプロ仕様すぎて手が出しづらい・・・。

スキンストレッチは、そもそも「セルフケアツール」として自分で自分に使うことを想定されているので、必ずしもこれを人に施術して対価をもらって元をとらないと損する(?)みたいに気負う必要はありません。

さあ、あなたは10数万円の講習を受け、その投資をしっかり回収できる算段はありますか?・・・みたいなプレッシャー、まじでこわいです。使い始める前からなかなかそこまで背負えないよ〜〜

というわけで、私は信頼できるちゃんとしたツールだけど、過大な覚悟を要求せず、気軽に使い始められそうなスキンストレッチが一番自分にぴったりだなと思って、これを使うことにしました。とりあえず、自分と家族くらいから使い始めればいいのではないでしょうか。

スキンストレッチで使うツールについて

▲写真下が「ドルフィン」、上が「シーガル」。名前もかわいい

リーズナブルですねといいつつ、決して信頼が揺らぐほど安いわけではありません。ノースフェイスのフィーディーが1着買えるくらいの値段はします。

ツールは国産の最高級ステンレスを一本一本手作業で削り出していると言うだけあって、実物は想像しうるIASTMツールの”いちばんいいやつ”の使いごごちです。

ゆうこりん
アメリカでグラストンのぱちもんみたいなプラスチック製のツールとかも使ったことありますが、やはりツール自体にそれなりに重みがないと力の入れ具合の調整が難しいし、プラスチックのエッジの摩耗も気になるし、オイルやバームをつけたらすべるし・・・だったので、自分が買うなら絶対にステンレス製のもの一択でした。

最近は、持ち運びに便利なドルフィンのミニ版もあるようです。ストラップつけてバッグにつけたりできそう。かわいい。

▲小さい方がドルフィンミニ。写真は友人からお借りしました

ただし人にやるには小さいと持ちづらくて大変そうなので、ミニはどっちかというともうほんとにセルフケア専用って感じではないでしょうか。

ちなみに、これらのツールは「でかい金属」なので、飛行機の機内持ち込みはできないそうです。泣く泣く保安検査で没収されないためにも(!)飛行機で遠征に行く時は必ず預ける荷物に入れてあげてください。

セミナー当日

さて、私が参加したのは横浜で開催されたセミナーでした。

必要な持ち物はペンくらい。講義資料は配布してもらえるし書き込むスペースもいっぱいあったので、ノートも特に使いませんでした。

ツールは私みたいに事前に買ったものを持っていってもいいし、申し込みの時に一緒に購入して会場で受け取ることもできます。

レベル1だけならドルフィンだけあればいいですが、レベル2を受けるにはシーガルも購入する必要があります。私もこの講習を受けるためにシーガル買いました。シーガルは、バッグから飛び出るくらいの長さ。長ネギ買った帰りみたいになるのもご愛敬。

服装は生地をこすってもいいような長袖・長ズボンで。かといって、分厚いトレーナーみたいな服だとあんまり効果的に皮膚に刺激入れてる感じがしないので、シャツ1枚くらいがいいと思います。綿素材とかだと生地がケバケバって傷つきやすいかも。

あとは足部もけっこうシュリシュリするのでしっかりした靴下を履いていたほうがいいです。私はうっかりパンプス用みたいな甲が浅いソックスを履いていってしまったので、パンツの裾をのばしたりしたけどペアの人に気を使わせてしまい、申し訳なかったです。

▲全身いろんなところをこすりますからね

場所は日産スタジアムの中にあるスポーツ医科学センターの研修室でした。こんな場所に、まさか勉強しにくる日がくるとは・・・!日産スタジアムって、ミスチルが横浜公演とかやる会場ですよ(笑)。

売店や食堂はあるようでしたが、ちょっとそこにコンビニ・・・とかはなさそうだったので、お昼をはさんでレベル2まで受ける人は、コンビニかどこかでなにかご飯を買っていってもいいかもしれません。

私は何も買って行かなかったし一人だったので、お昼休憩になった瞬間スタジアムの外に出て、駅周辺の街まで行き(まあまあ遠い)、カフェですぐ出てきそうなメニューを頼んでマッハで食べてコーヒーをごくごく飲み干してマッハで会場に戻りましたみんなはどうしてたのかな?

講習について

▲レベル3認定になれば、このスキンストレッチTシャツがもらえるそうです

講師はスキンストレッチメイン講師の石井隆行さんでした。

もう何十回もこのセミナーをやってらっしゃると思います。スライドや動画を用いてとてもわかりやすくお話してくださいました。何気にこの日一番驚いたのが、石井さんが実は50代だということ。声もよく通るし、見た目年齢40歳くらいです。エネルギッシュ!!

レベル1のセミナーは、思っていたよりもたくさんの参加者がおられました。たぶん35人くらいは来られていたのではないでしょうか。

約2時間あるレベル1の講習では、まず皮膚とは、筋膜とは、などの最低限おさえてきたい解剖の説明があり、スキンストレッチの土台となる考え方を共有します。それから実際に体を使って理論を体験してみるというような流れでした。

レベル1のざっくりとした内容
・スキンストレッチについて
・筋膜、皮膚について
・スキンストレッチでできること
・セルフケアを中心とした実技 など

これだけでもちゃんと理解して使えるようになりそうですが、ここまで聞いたらレベル2まで受けたくなる気持ちが煽られるような内容です(笑)

レベル2になると、参加者はいくらか減って20名になりました。

レベル2セミナーの最初にみんなで簡単に自己紹介をしたのですが、教員の方、選手の保護者の方、PTさん、柔整師さん、パーソナルトレーナーの方、ファンアスリートの方、中には量販店のフィットネス売り場担当の方などもおられ、様々なバックグラウンドの方々が関心を持って受講されているのがよくわかりました。

▲写真はスキンストレッチ公式Facebookページより引用させていただきました

ここからはペアになって、各部位ごとの施術のお手本と説明を聞いて→お互いに実践、をとにかく繰り返します。

レベル2のざっくりとした内容
・動きにともなう皮膚の移動方向を覚える(初級編)
・身体の各部位ごとのペアスキンストレッチの演習 など

レベル1よりももうちょっと発展的な内容なので、どこにどういう筋肉が走行しているかなどの解剖の基礎知識があったほうが、説明やポイントを理解しやすいかもしれません。

施術者の立ち位置やツールの持ち方、こする方向や強さなど、見てるだけでわかったつもりでも、実際にやってみると「あれ?どうするんだっけ」ってなるようなことを、その場で確認しながら学んでいくことができました。

▲ペアの方と練習しているわたし

帰ったらどんどんやってみよう

講習会終了後は、自宅に帰ってから自分や誰かにスキンストレッチの施術を試してみて、簡単なレポートを提出すればこのコースの内容はすべて終了となります。

私もさっそく習ったセオリーにのっとって、夫にスキンストレッチの施術をやってみました。

☜左:Before 右:After☞

いかがでしょうか。ほんの数分スキンストレッチを使うだけで、BeforeとくらべてAfterでは腕が上げやすくなったことが客観的にもわかりますね。

これくらいなら本当に簡単で、誰にでもできます。思い通りの効果が出たので、ウキウキしてこの写真をレポートに添付して提出しました(笑)。

これまでのセミナー参加者では、実家のおじいちゃん、おばあちゃんに施術して姿勢がよくなったり、歩きやすくなったりしたという報告をされている方もたくさんおられるようです。人の身体はアスリートも高齢者も同じなので、いろんな場面で使い道がありそうです。

今までツールだけ持ってて、なんとなく使ったり使わなかったりしてましたが(笑)、ちゃんとした使い方を学ぶと効果が全然違うのを実感しました。

「ドルフィン」を買ってからこの講習会を受けようと決意するまでけっこうタイムラグがありましたが、もっとさっさと受けててもよかったなと思います。ツールだけ持ってる人には、ぜひ一度オフィシャルな講習会を受講されることをおすすめしたいです。

スキンストレッチの皆さま、ありがとうございました!

スポンサードリンク

The following two tabs change content below.

ゆうこりん

BOC公認アスレティックトレーナー(ATC)でもある整形外科看護師です。 スポーツ医学やアスレティックトレーニングをテーマに空き時間に気軽に読めるメディアを運営。スポーツイベントの救護、スポーツ医学関連団体の広報担当などの活動も行なっています。 内科・耳鼻科・眼科混合病棟→米大学院→スポーツ整形外科。

ABOUTこの記事をかいた人

BOC公認アスレティックトレーナー(ATC)でもある整形外科看護師です。 スポーツ医学やアスレティックトレーニングをテーマに空き時間に気軽に読めるメディアを運営。スポーツイベントの救護、スポーツ医学関連団体の広報担当などの活動も行なっています。 内科・耳鼻科・眼科混合病棟→米大学院→スポーツ整形外科。