こんにちは。ゆうこりん(@koji_i003)です。
2018年11月25日(日)、スポーツ医学検定を受けてきました!
▲会場の大学の入り口には、スポーツ推進大使「ゆりーと」くんがいました


この記事を読んでいる方の中には、こんな風に思っている人もいるのではないでしょうか。
私も職場に貼ってあるポスターを見て、前からずっと気になってました。
そこで、百聞は一見にしかず!
現役の整形外科ナースでATC(アメリカのアスレティックトレーナー)でもある私が、「スポーツ医学検定」を実際に受検した感想をまとめました。

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目次
スポーツ医学検定とは?
▲3級・2級に対応した公式テキスト
「スポーツ医学検定」とは、一般の人を対象にした、身体のことやスポーツによるケガの知識を問う検定試験です。
この検定で得られた知識は、①ケガの予防、②ケガからの競技復帰、③競技力の向上に活かせます(公式サイトより引用)。

実際受けてみて、スポーツの指導者やコーチ、マネージャーさん、あるいは選手本人にもぜひオススメしたいと思う内容でした。
公式テキストは、簡潔でわかりやすいスポーツ医学の入門書
▲「スポーツ医学検定」公式テキストの一部
2018年11月現在開催されているのは2級と3級のみ(※2018年12月から1級のテキストも発売予定)で、この赤字タイトルの1冊で、どちらのレベルにも対応しています。
Amazonなどからテキストだけを購入することももちろん可能です。

予備知識が全くなかったとしても“ムズカシイ!”って感じはしないと思います。
個人的には、
- ひとつの事柄が見開き1ページにまとまっている。
- 図や写真が多くてイメージしやすい。
- 解剖についてもきちんと触れられている。
- 「トレーナー」とかじゃなくてちゃんと「アスレティックトレーナー 」って記載されている。
という点が好きです。
検定試験まで受けなくても、このテキストをチームに1冊持っておくことをおすすめします。
この本を読むだけでも、スポーツに関わる人の「スポーツ医学の基礎知識レベル」は格段にあがると思いますよ。
ゆうこりん、スポーツ医学検定受けるってよ

今回私は、スポーツ医学検定が募集していたモニターに選んでいただいたので受検することになりました。
SNSのフォロワーが200人以上という条件で、私は主戦場である(笑)Twitter経由で申し込みをしました。
モニターは公式テキストがもらえて、受検も無料でした。
かかった費用は会場までの交通費と、受検票に貼る証明写真のぶんだけ。

いいきっかけをいただき、ありがとうございます。
とりあえずテキストに書いてあることを覚えよう
テキストをゲットしてすぐに、空き時間にぱらぱらと読み始めました。
文章の一部が赤字になっていて、赤シートがついているので覚えながら読むこともできます。
私はオリンピックの歴史やドーピングの規定などは頑張って覚えました。
解剖、怪我、アスリハの知識などは、このテキストではどこまでの理解を求められているか?を確認しながら読んでいきました。
本格的に暗記モードに入った検定試験の数日前に、ふと思いついて「スポ医検クイズ」をTwitterで投稿してみたところ、
これがフォロワーさんになかなか好評で、かつ自分自身にとっても記憶の定着に役立ち、さらに本番でもけっこう同じような問題が出ました(笑)。
https://twitter.com/koji_i003/status/1066297071471276033
9月から毎日1問とかやればよかったー。と、ちょっと後悔するほど。
私けっこうセンスあるかも(!?)
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スポーツ医学検定、受検当日!
▲東京会場は東京有明医療大学でした
当日はお昼に3級、そのあと15時ごろから2級の試験が行われました。
併願受験もできるそうです。
私は2級のみを受けたので、朝もゆっくりでした。
どんな人が受けてるの?
▲画像はイメージですが、実際もこんな感じでした

本部の方からの情報によると、東京会場だけでも200人くらいが受検されていたそうですよ!
自分の受ける部屋に入ると、立ち歩いてる人やおしゃべりしてる人なんか誰もいなくて、直前までみんなテキストを真剣に読み込んで、シーンとしていました。
「ゆうて大丈夫やろ〜〜」と全然緊張してなかった私も、この雰囲気のせいで教室に入ったら手汗がめっちゃ出てきましたね。
受検者は、学生さんぽい若い人もいれば、白髪混じりの年配の方もけっこうおられました。
男性も女性もいました。
受検資格は特にないので、誰でも受けることができるのがこの「スポーツ医学検定」です。
身体のこと、スポーツのこと、それに関わる怪我は、年齢や性別を問わず誰にでも関係のあることですからね。
ぶっちゃけ、思っていたよりも難しかった

だからぶっちゃけ、舐めてました(笑)。
でも、本番は全然そんなんじゃなかったです。
特に2級は「当てはまるものをすべて選べ」みたいなものもあり、自信を持って解答できない問題がいくつかありました。
選択肢の文章も絶妙で、もちろんただ知っているかどうかを問う簡単な問題もたくさんありますが、全体的にテキストの赤字を丸暗記するだけで対応できるような試験ではありませんでした。
検定試験に合格するために勉強するのではなく、現場で使える知識を身につけてほしいという製作者の意図が感じられます。
僭越ながら、ゆうこりんから未来の受検者へアドバイス
▲ストレッチの画像のつもりで貼ったけど、土下座に見える

でもこの記事を書くために意を決して自己採点してみました。
・・・間違ってると思っていなかった問題が意外と間違ってたりしてました。
あわわ。
合否の結果は数ヶ月後に郵送されてくるそうです。
いや〜〜〜これは、基礎知識がないところから対策をするのなら、かなりテキストを読み込まないと難しいと思いますよ。
スポーツ医学の専門家(いちおう)として、そして検定の受検経験者として、私なりに試験対策についてコメントさせてください。
解剖をしっかりと覚えるべし


これは最低限ですね。
体のどこにどんなはたらきをする組織があるかを知らずして、それらが損傷したときのケガのことや、そのケガに対する処置やリハビリのことなんて理解できませんからね。
- 体のどこに、どんな名前の筋肉があるか
- 体のどこに、どんな名前の骨があるか
- その筋肉が収縮すると、どんな関節運動が起こるか
について、覚えるというか、知って理解するのがポイントです。
公式テキストでも、ケガについて扱う前に、骨や筋肉などに関する知識を紹介しています。
自分で問題を作ってみよう


なのでおすすめの勉強法は、テキストに記載されている内容をもとに「自分で試験問題を作ってみること」!
一緒に受検する仲間がいれば、お互いにテキストを見ながら問題を出し合ったりしてもいいかもしれません。
私も、もし「スポ医検クイズ」をやってなかったら、テキストにはなんて書いてあったか覚えていなかったかも・・・という問題がいくつかありました。
合否にかかわらず、勉強して知識をつけることに価値がある

お金を払って勉強して、試験を受けるんだからそりゃー誰だってもちろん合格したいに決まってますが・・・!
現時点では「スポーツ医学検定2級/3級を持っている」からといって、何かの役割や仕事につけるというわけではないと思うので、必要なのは認定証というよりもこの知識そのものではないでしょうか。
なのでこんなことを言ってしまうと元も子もないかもしれませんが、このテキストを1冊勉強して、今まで知らなかったスポーツ医学の知識を1つでも2つでも身につけた。そのことに意味があると私は強く思います。
さらにこのテキストで学んだことをもとに、関心のある内容についてさらに深く学ぶきっかけにできたら最高ですね。
まとめ
▲試験を終えて帰る頃には、有明の空がきれいな夕日で染まっていました
- スポーツ医学検定2級、舐めてたらアカン
- 老若男女誰でも受けられる!
- テキストをしっかり読み込もう
- 一般の方は、このテキストを勉強をすることにめちゃくちゃ価値がある

2級でもしっかりした内容だな〜と思いましたが、1級はさらに専門的な内容になるそうです(代表・大関先生談)。
☟こちらから予約できます
参考リンク
▶︎スポーツ医学検定のTwitter:@spomed_4athlete
▶︎ハッスルスポケンのTwitter:@hustlespoken

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